2024年10月2日(水)一部休業のお知らせ

2024年10月2日(水)12:30〜18:00までの間、担当者不在につき、誠に恐れ入りますが店頭買取は一時休業となります。また、お問い合わせにつきましては18時以降のご対応となりますので何卒ご了承下さい

メルカリで売る際に覚悟しておくべき3つの罠

最近フリマアプリの登場で個人でも気軽にモノを売り買いできる時代となってきました。

そのフリマアプリの代表格といえば「メルカリ」。数年前よりテレビCMでも頻繁に流れているため、ご存知のかたも多いと思います。

買取店に商品を持っていった場合と比較した場合ですが、こういったフリマアプリの長所はなんと言っても「高く売れる」ところ。

その商品が欲しい人に直接売ることができるので当然なのですが、大半の人はコレこそがメルカリを使う一番の理由かと思います。

たまにメルカリよりもリサイクルショップの買取価格の方が高いと感じる商品もありますが、実際大半の商品は自分でメルカリで売ったほうが高く売れます。

実際この「高く売れる」というのはメルカリを使ったことある人にも、使ったことが無い人にもよく知られていますが、

その裏に様々なデメリットがあることはあまり知られていないので、今回はあえて、メルカリでモノを売るデメリットに関してお話してきます。

 

1.想像以上に手間がかかる

 

メルカリは自分で商品を販売することになるので手間がかかることは当たり前ですが、これが想像以上時間がかかります。

「かんたん!3分出品」という手軽さをキーワードに、CMやネット広告でPRがされていますが、実際メルカリに慣れている人でも出品完了まで3分で終わることは稀ですし、初めてならばまず不可能な時間です。

確かに、商品を登録していくだけでしたら慣れれば3分程で完了することもできますが、

実際の出品作業は細かく分解していくと、下記のように様々な工程があることが分かります。

商品検品(汚れや破れはないかな?しばらく使っていなかったけどちゃんと動くかな?)

クリーニング(汚れやホコリはとっておかなきゃね)

撮影(どの角度がいいかな?というか、そもそも撮影する場所がない、、)

販売金額のリサーチ(いくらで売ろうかな?他の出品者を参考にしてみよう)

カテゴリ・サイズの登録(これは結構かんたん。最近は写真に応じて自動でカテゴリが選択される便利機能もあり)

商品名・説明文の入力(多分人によっては一番時間がかかる部分。説明文はこだわり出すと永遠と時間がかかるので、下手に拘った文章にはせずに商品状態をありのままに伝えることがポイント)

出品完了!

実際にメルカリの出品を体験したことがある人も時間を測ってみると、想像以上に時間がかかっていることに気づくはずです。

また、メルカリは出品をして終わりではありません。

「出品」は全作業のごく一部で、この後の工程がまた面倒な部分です。

【出品完了後】

・質問の受け答え(値下げ交渉が多い。状態に関する質問の場合、再度商品を確認する必要が出てくる。人気商品の場合は出品直後に通知が鳴り止まないことも)
・価格の変更(売れない商品は一定期間すぎると、一覧のず~っと下の方に行って誰の目にも止まらなくなるので、ちょっとずつ値段を下げたり、再出品をする必要が出てくる)

【やった、ようやく売れた!の後】

・購入者とのやり取り(時間指定は午前ね、OK!え、急ぎでほしい?OK!今日中に発送します)
・梱包(よし売れた!売れたはいいが何で送ればいいの?箱もプチプチもない、、)
・発送(コンビニまで行って、端末から帳票を出して、レジで店員へ渡してと、、)

特にやっかいなのが、上記の工程はいつ起こるか分からないところ。
自分が忙しい時期に商品が売れてしまっても、発送を止めるわけにはいけません。

また、商品に不備があったり、運悪くクレーマーのような落札者に当たってしまった場合は、トラブルへの対応もしなければなりません。

 

2.ほとんどの商品はそんなに早く売れない

 

「売れたものの半数以上が24時間以内に売れています!」

これもメルカリが一時期CMに使っていたキャッチコピーですが、知っている人は知っている絶妙なマジックワードです。

あたかも、出品した商品の半分は24時間以内に売れるような錯覚に陥りますが、

「売れるもの(=人気のある商品や安い商品)は早く売れるよ!」という極当たり前のことを行っているに過ぎません。

メルカリは基本業者NGの為、個人ユーザーが大半ですが、価格相場を調べずに出しているであろう出品者も多く、激安で出品された後、ものの1分で売れる商品も多々あります。

また、値下げ交渉も頻繁に行われる為、「売れた商品の半分は24時間以内」というのも間違いではないのでしょう。

ただ裏を返せば、24時間以内に売れなかった商品はなかなか売れないので、

商品名を変更して再出品したり、値段を下げて検索順位を上位に上げたりと、様々な工夫が必要となってきます。

もちろん、そういった手間をかけても永遠と売れていない商品は山のようにありますし、品数が多いほど全てを売り切ることは難しいです。

 

3.実際手元に残るのは売上金の一部

 

メルカリに限らずですが、フリマアプリには販売金額に応じた手数料がかかります。

メルカリの場合はこれは10%です。

また、意外に重要なのが、送料の金額です。

メルカリでは「送料込み」が当たり前の文化となっている為、商品一覧で出てくる商品の金額はほぼ「送料込」の金額となっています。

アクセサリーやスマホなどの小物だと安く抑えることができますが、家電製品や靴・カバンなどの宅配便サイズの商品ですとかなり料金がかかります。

例えば、履かなくなったスニーカーが2000円で売れた場合、

販売金額:2,000円(送料込)
手数料:-200円
配送料:-1,000円
———————–
入金金額:800円!?

最初から分かっていることなので、冷静に計算すれば当たり前なのですが、
慣れていない内は、実際の入金金額を見て少しがっかりした気分になります、、笑

 

自分で売ることが最善ではない

 

弊社でもネット販売が主体の為、出品スタッフとしてこれまで何人ものスタッフを雇用してきましたが、

スタッフ自信が売りたいものが出た場合に、当店へ買取に出すスタッフが何人もいます。(私も含め)

実際に商品の出品スキルやノウハウがあるのなら、少しでも高く売れるメルカリで自分で売るべきじゃないの?

と最初は思うかもしれませんが、上記に説明したような手間や労力、資材を一から準備することや最終的な入金額を考えると納得がいくかと思います。

弊社では、効率よく出品できる専用ブースや、発送・梱包の専属スタッフ・顧客対応における一元化等、
ネット販売における設備・人材・オペレーションが全て整っています。

こういったスタッフは、ネット販売における内情を知っているからこそ、あえて効率の良い「売り方」を選んでいるのです。

 

メルカリだけじゃない、個々にあった売り方を

 

今回はあえてメルカリのデメリットに関して長々と綴りましたが、決してメルカリのサービスをディスっているわけではありません。

「スマホ一台あれば誰でも商品が販売できる」という文化を作ったメルカリの功績は素晴らしいと思いますし、

1円でも高く売りたい人、時間と労力に余裕がある人、落札者とのやり取りも含めて「モノを売ることを楽しめる人」には正に適したサービスかと思います。

モノを売る方法は「フリマアプリ」「リサイクルショップ」の他にも、地域で行われているフリーマーケット委託販売サービス、最近では「CASH」に代表される即換金アプリなどもあります。

モノを売る方法の比較記事はまた後日書きたいと思いますが、それぞれ一長一短ありますので、自分にあった方法を選んで頂ければと思います。

 

 

 

 


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